【グループワークに参加することで得られるもの】

利用者様がグループワークに参加し、グループの中で意見交換することで、自分とは違った意見や考え方に接することによってその影響を受け、各個人が変化(成長、発達)する効果があります。

【会議、ミーティングの失敗例、ダメな例】

せっかく集まって会議をしても何も決まらず、お互いに得るものもなくただ無駄な時間を過ごしてしまうこともあります。そのダメ会議にはつぎのようなものがあります。

① 開始時間になっても会議が始まらない

    ・・・・・「会議って今日だっけ?」

② 議論が起きない

    ・・・・・「・・・・(沈黙)」

③ 人の意見に批判的なことばかり言う

    ・・・・・「そんなのダメに決まってる!」

④ 議論が感情的になる

    ・・・・・「だいたい君の意見はいつも・・・」

⑥ 議論が蒸し返される

    ・・・・・「この議題、前にはなしたような・・・」

⑥ 脱線して議論が進まない

    ・・・・・「関係ないけどさぁ~・・・」

このような会議になっていないでしょうか?

【会議がうまくいかない要因】

このような会議にはいくつかの要因があります。

それは「意識の問題」と「進め方の問題」です。

例えば・・・発言ができない

      定刻になっても始まらない

      議論が感情的になる

などは、意識の問題です。

      会議の目的や議題が不明確

      会議の進め方の検討が不十分

      会議の流れを司る人がいない

      議論をまとめる人がいない

これは、進め方の問題です。

その他にも 資料を準備していない

      宿題をやってこない

      議論が横道にそれる などもうまくいかない要因です。

【会議を有意義なものとするには】

では、どのようなことに気を付ければ意義のある会議となるのでしょうか

そもそも会議には目的があります。大きく分けると会議には次の4つのパターンがあります。

① 創造型会議

  参加者がアイデアを出し合い、適当なものを選ぶ。

② 分析型会議

  選ばれたアイデアをさまざまな角度から分析し、具体的な形を作っていく。

③ 意思決定型会議

  分析結果をもとに、組織としての決定を下す。

④ 情報共有型会議

  決定した選択肢の情報を関係者間で正しく共有する。

今行われている会議が、何を目的としているのかを意識することはとでも重要なことです。

【会議を上手に導くための役割とコツ】

では、会議を上手に進めていくにはどのような工夫が必要でしょうか。

ひとつには、役割を決めて会議をコントロールすることが大切です。

それぞれの役割とそのコツについては次の通りです。

① 司会(ファシリテーター)・・・

中立的な立場で、みんなの意見を上手に引き出す。

賛成意見・反対意見も平等に扱いみんなに問題提起し、意見を活発化させる。

時間をコントロールするタイムキーパーの役割も果たします。

② 板書(スクライバー)・・・

みんなの意見をよく聞き、キーワードをホワイトボードに書き込んでいくことで、みんなの頭の中を整理させます。

③ 書記(ノートテイカー)・・・

発表者のポイントをつかみキーワードを含め議事録を作成していく。決まったことは何か?決まるまでの議論も記述する。

④ 参加者(発表者)・・・

人が話している時は人の意見を集中してよく聞き、自分の意見を言うときは結論から言う。説明が長くならぬように簡潔に発表する。

【アスミルのグループワーク】

アスミルではグループワークを行う際に、このようなことを意識して会議に臨んでいます。

なかなか思ったようにはいきませんが、それぞれの役割は、毎回違う方にやっていただき、誰でも一度は何らかの役割を経験していただくようにしています。

最初はぎこちなかった会議も、少しずつ少しずつ良くなってきました。

そして何よりも、利用者さん相互間のコミュニケーションや、気づきに繋がっていることは間違いありません。

アスミルでは毎週1回その時々のテーマに沿ってグループワークを行っています。会議の後は素敵な笑顔も見られ、楽しい達成感が得られます。あなたも、是非アスミルで「グループワーク」を体験してみませんか。