自己紹介のポイント
そもそも自己紹介とは、自分をPRして興味を持ってもらいその後のコミュニケーションを円滑にするものでなければなりません。一般的には「名前」「住まい」「家族」「趣味」などを単に並べて発表しがちです。でも、本当に伝えたいことは「あなたの人となり」そして自分と関わるとあなたにとってこんな「お得」なことがありますよということが伝わらなければ、相手の印象には残りません。
まず緊張をほぐす。
面接のときや会社に入って配属された部署で初日にいきなり「自己紹介してください」と言われると焦って何を言って良いか分からなくなりますよね。また、事前に自己紹介してもらいますのでと言われていたとしてもその間ずっと緊張しっぱなしで・・・ということもあると思います。
でも、緊張しているのは自分だけではありません。聞いている方も実は「このひとはどんな人だろう」「怖い人、難しい人だといやだな」などと緊張しているのです。
リラックスするために効果的なのが「呼吸法」です。緊張すると呼吸が浅くなり、体が固くなるため重心が上半身に行ってしまいます。ゆっくり深呼吸することで重心を「肚」に落とします。
具体的には1秒で息を吸って7秒~15秒かけてゆっくり細く長く息を吐きだします。そう、口から蜘蛛の糸を吐き出すようにです。
そして、特に自信がなくても、嘘でもハッタリでもよいので、大きな声で堂々とゆっくり話しましょう。そうそう「笑顔」も忘れずにね!話の中にユーモアを交えると親近感が持てますよ!
3つの自己紹介
【一言自己紹介】(キャッチコピー的自己紹介)・・・これはほんの5秒~10秒程度で自分の特徴をアピールする究極の自己紹介です。相手が興味を持ち「もっと話が聞きたい」と思わせることが出来たら成功です。
【20秒自己紹介】(テレビCM的自己紹介)・・・20秒~30秒程度の中にちゃんと「起承転結」があって、なおかつ伝えたいことが明確になっていることがポイントです。テレビのCMの作り方などを参考にすると上手に伝えることが出来るかもしれません。
【1分間自己紹介】(夢やビジョンを語る自己紹介)・・・1分間は意外と長いものです。その場の状況にもよりますが、あまり長い自己紹介は、聞いている方も飽きてきますしかえって悪印象を与えかねません。趣味や特技、過去の経験の話だけでなく「自分の信念」「自分の夢」などを少し織り交ぜると丁度良い長さにまとまります。
自己紹介の注意点
最後に自己紹介の注意点についてお話しします。
① 極端に自分を卑下していないか(謙遜も度を過ぎるといやらしく見える)
② 話の内容が誰かを傷つけていないか(特定の人を誹謗・中傷する内容になっていないか)
③ 会場が盛り上がればよいというものではない。(周囲の状況と場の空気を敏感に感じ取れ)
④ ユーモアの中にも礼儀をわきまえる(服装、態度、言葉遣いはさわやかな印象を与えているか)
⑤ 話が長くないか・くどくないか(聞く人の表情や態度を観察しながら話をする)
⑥ テクニックにこだわるな(最終的には自分という人間を伝えることができるかどうか)
アスミル大田原では、面接の練習も行っています。
今回は自己紹介についての講座でしたが、面接に向けての特訓は常に行っています。もちろん履歴書の書き方や受けようとする企業の情報なども出来る限りお伝えしていきたいと思います。