【工場見学の意味】

アスミル大田原では、これまでにも様々な実習を行ってきました。

農業系では「ブルーペリーの摘み取り実習」

作業系では「組み立て工場での作業」

サービス系では「スーパーやコンビニでの品出し実習」

最近では「那須野が原ファームの厩舎の清掃」

そして12月からは「高齢者向け健康施設のプール清掃」を

予定しています。

その中でも今日は、大手工業系企業(外資系)の工場見学です。

アスミルでは、様々な業種の仕事を少しでも見学・体験できるよう

心がけています。普段なかなか見ることのできない大企業の工場内を

見学できることは、利用者様の就職活動の一助となることは間違い

ありません。

【BOSCH栃木工場】

BOSCH㈱は、主に自動車のブレーキシステムを作っている会社で

本社はドイツにあります。

BOSCH栃木工場では、忙しい時間をわざわざ割いて頂いて丁寧に

素人にもわかるように説明・案内していただきました。

まず驚いたことは、いきなり工場内の見学をするのではなく、

会社の歴史や成り立ち、どのような製品を作っているのか、

どのようなことに注意して毎日働いているのかを工場見学の前に

じっくりとスライドを使って説明していただいたことです。

このようなことは、一般には行われておらず、工場見学に来た人たちには

本当に貴重な体験でした。

【工場で大切にしていること】

ここからが本題ですが、BOSCHの工場内は何台もの大型の機械で

24時間製品を作っているにもかかわらず、非常にきれいです。

工場内を見学する前の説明で、大切にしていることは「品質やコスト」は

もちろんだが、何よりも「安全と環境」に配慮しているということを

お聞きしました。

特に5S+S「整理」「整頓」「清潔」「清掃」「躾け」「しつこく」

ということと「挨拶」「服装」に気を付けているとのことでした。

また、工場内のごみを毎月点検し、工場内にあったごみを袋に入れ

戒めの意味で、これまでのごみの量が一目でわかるような「見える化」

をしていることが印象的でした。

その他にも仕事中に起きた「ミス」や「改善点」「申し送り事項」など

徹底した管理で「見える化」を実践しており、一流企業であることを

改めて実感致しました。

【実践することの大切さ】

このように立派なことを掲げても実践できていない会社も少なくありません。

今回は、見学の途中ですれ違う社員の方が皆「こんにちは」と挨拶されていて

「階段を上り下りする際には、必ず手すりにおつかまりください」などと

丁寧にご案内頂きました。

【自分たちも見習おう】

このように私たちに素晴らしい工場見学を体験させくれたBOSCHさんには

何かお礼をしたい気持ちです。私たちにできる一番のお礼は、今日の工場見学

で得られたことを毎日の就職活動に活かし、近い将来、BOSCHさんのような

素晴らしい企業に就職することでしょう。そして、あの時の工場見学が

刺激になりましたと言えることではないでしょうか。

そして、そのためにもまた明日から「笑顔」「挨拶」「連絡」「報告」

「相談」「身だしなみ」「PDCA」「5S+S」などの基本行動をしっかり

見直し、一日を大切に生きていこうと思います。