毎年2月~5月にかけて「うつ状態」になりやすい方が多いようです。この状態が長期間続くといわゆる「うつ病」と診断されたりします。うつ病にもいくつかの種類があるのですが、根本的にはストレスを受け続けて脳の情報処理能力がパンクした状態になると、ものごとを否定的に考えたり、眠れなくなるなどの睡眠障害が生じ、さらにストレスが溜まるという悪循環に陥ります。

うつ病の時に起こる悪循環

この悪循環を断ち切る為には、「薬と休息」「対人関係療法や認知行動療法などの精神療法」「食事の内容を改善する」などが有効な方法です。

うつ病は、病院から処方された薬を飲んでいれば治るというような単純なものではなく、「生活リズムの安定」「食生活の安定」「考え方の改善」「適度な運動」「朝の過ごし方」などを複合的に駆使しませんとなかなか改善されて行きません。

その中でも、食事はおろそかにしてはいけません。「うつ病と関連する栄養素を多く含む食品」は以下の通りです。

参考:「うつ病の毎日ごはん」女子栄養大学出版部 

とくに納豆などのねばねば系食品、ヨーグルトやチーズ、キムチなどの発酵食品、バナナなどは良いとされています。

さらに朝は8時までに起床し、起きたらすぐに散歩などして「朝日を浴びる」ようにすると効果が表れます。

もちろん、これらのことを1~2度行っただけでは駄目で、継続して実行することが重要です。

アスミルでは、認知行動療法やカウンセリングなどを通じて利用者さん一人一人の体調に合わせたプログラムを実施しています。